
みなさん、脳梗塞という病気についてどんな印象を持っていますか?
自分にはまったく関係のない病気と思っている人も多いんじゃないかと思います。
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ですが、脳梗塞はどの年代にも起こりうる病気で死に至ったり、後遺症が残る確率の高い病気です。そう考えるととっても怖いですよね。
そんな脳梗塞が起こる際には前兆として頭痛が起こるものなのでしょうか。
たかが頭痛と思っていると脳梗塞だったりすることもありますし、もともと頭痛を持っている方には気付きにくいと思いますね。
そんな本日は脳梗塞の前兆で頭痛が起こるのか、そして痛む場所はこめかみや後頭部なのかについて詳しくご紹介したいと思います。
脳梗塞の前兆で頭痛は起こるの?
まずは、脳梗塞の前兆や初期症状で頭痛は起こるものなのか詳しく説明していきたいと思います。
脳梗塞ってどんな病気なの?
脳梗塞は、脳の血管に異常が起こる脳卒中のひとつで、脳の血管が詰まって起こる病気になります。
脳梗塞は1年でどんな季節に起こりやすいか知っていますか?
血管が詰まって起こる病気と聞くと冬かなと思う方もいると思いますが・・・なんと脳梗塞は夏に注意が必要な病気なんです。
夏に注意が必要な理由はだいたい予想がつきますよね。
そうです、脱水などの水分不足が一番の原因になります。
夏は汗をたくさんかきますよね。
汗をたくさんかいても水分をとらずにいると、体全体が脱水となり、血液もドロドロになってしまうんです。
血液がドロドロになってしまうということは、血液の流れが悪くなるということなので、血管が詰まることになります。
そんな脳梗塞の死亡率は高く、死亡数の約5%が脳梗塞で命を落としています。
脳梗塞は、高血圧・糖尿病・肥満などの生活習慣病や動脈硬化が原因となって起こるので日々の生活習慣を見直すことが大事になってきます。
脳梗塞の前兆
・言葉に関する前兆
呂律が回らずにうまく話せない、話したいのに言葉が出てこない、話せないだけでなく相手の話していることが理解できないなどの症状があります。
・運動機能に関する前兆
手に持っているものを落とすことがあります。
顔の半分が麻痺してしまい、口が閉じれずに食べ物などをこぼしてしまったり、顔が歪んでしまったりもします。
どちらかの手足が痺れたり、力が入らないこともあります。
・視覚に関する前兆
どちらかの目が見えにくくなったり、見えなくなることがあります。
物が重なって見えたり、視野が狭くなる方もいます。
・平衡感覚に関する前兆
真っ直ぐ立てなくなったり、めまいが起こったりします。
何も段差がないところなどでつまづいたり、転んでしまうこともあります。
・その他の症状
症状の出方は人それぞれ違いますが、風邪のような症状の方もいますよ。
特に原因がないのに頭痛や耳鳴りがするなど普段起こりそうな症状の方もいるんです。
脳梗塞の前兆で頭痛・めまい・吐き気・眠気も起こる?

次に脳梗塞の前兆で頭痛・めまい・吐き気・眠気は起こるものなのか見ていきましょう。
脳梗塞では、前兆の話でもお話したように言葉の異常や手足の異常などが症状として起こってくることが多いです。
しかし、それ以外にも前兆として、次のような症状を感じる方もいます。
次のうち2つ以上の症状があったり、今まで経験したことのない症状である場合には、脳梗塞である確率が高くなります。
- 冷や汗が出てくる
- 生あくびが出てくる
- 急に眠気がある
- 身の置き所がなく、じっとしていられない
- 頭痛がある
- 手足が痺れる
- 手足が勝手に動いたり、けいれんしている
- 言葉が出にくい
- 吐き気がする
- めまいがする
- 体の片側が麻痺したり、痺れている
このうち、急激な眠気と頭痛がある場合は、若年性脳梗塞の確率があります。
「ただ仕事で疲れているからあくびが出るんだ。」「疲れているから頭が一時的に痛いんだな。」と安易に考えていると、麻痺が出るほどになってしまいます。
前兆があれば、あれ?と思うようにしましょう。
脳梗塞の前兆として起こるめまい
脳梗塞は、脳の血管が詰まって起こる病気になります。
脳梗塞の前兆としてめまいが起こる原因は一過性脳虚血発作(TIA)であることが多いです。
TIAとは、血栓が一時的に脳の動脈に詰まり、脳梗塞のような症状を引き起こします。
しかし、ずっと続くわけではなく、数分~1時間で血の流れは戻り、症状は落ち着きます。
脳梗塞の前兆として起こるめまいは、立っているのが辛いほどで、天井が回るような回転性めまいであったり、体のバランスが保てないでふわふわする浮遊性めまいなどが起きます。
脳梗塞の前兆として頭痛が起こるのは?
脳梗塞は、脳の血管が詰まって起こる病気になります。
血管が詰まると、脳の細胞に栄養や酸素が回らずに、細胞は死んでしまいます。
一般的に脳梗塞では頭痛は起こりませんが、最近の研究では、若い人に片頭痛が起こると脳梗塞のリスクがあると言われています。
脳梗塞で痛む場所はこめかみや後頭部?
脳梗塞で頭痛が起こると一言でいってもどんな頭痛なのでしょうか。
脳梗塞では、頭痛は突発的に起こることが多いです。
ズキズキ痛いというよりも頭が重い感じで、数日続くことがあります。
先にもお話したように脳梗塞では、一般的に頭痛は起こりません。
脳の組織に痛みを感じる痛覚神経が通っていないためです。
しかし、最近の研究では、片頭痛が脳梗塞を起こすリスクの1つと言われているために、片頭痛が起こりやすいこめかみや後頭部などに頭痛が起こりやすいのです。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
脳梗塞の前兆で頭痛が起こるのか、その際に痛む場所はこめかみや後頭部が多いのかについて詳しくご紹介しました。
脳梗塞と聞くと、糖尿病や高血圧などがある高齢者に多い病気で自分には関係ないと思っていませんか?
決してそういうわけではないので誰しもが起こる病気と考えておいた方がいいかもしれませんね。
もともと糖尿病や高血圧がなくても片頭痛持ちの方は脳梗塞になる危険性があるんです。
いつもの片頭痛だなと思わずに、少しでもおかしいなと思ったら早めに病院に行く習慣をつけましょう。
そして、脳梗塞にならない為にも日々の食生活や生活習慣の見直し、改善を心がけていきたいものですね。
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