
日本人が亡くなる原因で最も多いのがガンですが、その次に多いのが心臓の病気と脳血管の病気です。
心臓の病気も脳の病気も日頃の生活の食事、睡眠、運動などが最も関わる病気です。
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そして脳梗塞も恐ろしい病気のひとつとして有名ですが、発症してしまうのには何かしらの原因が関わっているといえます。
そんな本日は脳梗塞の原因にストレスは関係あるのか?そして食事で予防するための注意点について詳しくご紹介したいと思います。
脳梗塞とストレスの関係性とは?
テレビや著書などの中でも病気の予防には、日頃からストレスをためないようにとありますが、脳梗塞とストレスは関係しているのでしょうか。
脳梗塞の原因はストレスなの?
精神的なストレスは脳梗塞とは関係ないのではないかと思う方もいるかもしれませんが、脳梗塞の原因になると言われています。
過度なストレスが加わると、血圧や脈拍が上がり、自律神経のバランスが乱れてしまいます。
さらにストレスを感じた際には血糖値を上げる働きのあるホルモンが分泌されますし、ストレスが続くと、血糖値も高くなります。
血糖値が高い状態=糖尿病は、動脈硬化の原因になりますので、血糖値が高い状態→動脈硬化→脳梗塞となってしまうのです。
脳梗塞の原因で考えられるものは?
脳梗塞は日頃の生活習慣が影響するとお話しましたが、ではどのようなことが脳梗塞の原因になってくるのでしょう。
脳梗塞の種類別に見ていきますね。
アテローム血栓性の脳梗塞
アテローム硬化による脳の血栓症です。
では、アテローム硬化とは一体何なのかお話しましょう。
アテローム硬化は、日頃の食生活の乱れなどによって蓄積されたコレステロールや脂肪が血管の内側に貼りついてしまうことなんです。
アテローム硬化になると、よく耳にする動脈硬化を起こします。
動脈硬化は、血管を狭くします。
このコレステロールや脂肪の塊が張りつき、さらに動脈硬化で狭くなった血管はどうなると思いますか?
その部分の流れは悪くなりますよね。
そうすると・・・狭くなった血管に血栓がつまり、脳梗塞が起きてしまうのです。
心原性の脳塞栓
もともと心臓に心房細動という不整脈があり、心臓がきちんとドクドクと拍動できないと、血液が送られずに流れが悪くなります。
血液の流れが悪くなると、血栓ができやすくなります。
この心臓でできた血栓が血管の壁からはがれて、脳の血管を詰まらせてしまうのです。
アテローム硬化のようにもともと詰まりやすい状態で前触れが起きるとものと異なり、心原性のものは血栓が突然剥がれて詰まってしまうために前触れがないことが多いです。
ラクナ梗塞
脳には太い血管だけでなく、細い血管もあります。
その細い血管の中に穿通枝という血管があり、この血管が詰まり、脳梗塞を起こすことをラクナ梗塞と言います。
梗塞にも大きさがあり、1.5㎝未満の小さい梗塞です。
この梗塞の原因はどういうものなんでしょうか。
日頃の生活習慣が関わる高血圧によって細い血管に高い圧力が長い間加わります。
その圧力で傷ついた血管の壁が厚くなって動脈硬化を起こします。
アテローム硬化でもお話したように動脈硬化で狭くなった血管は、血液の流れが悪くなり、その結果・・・狭くなった血管に血栓が詰まるのです。
脳梗塞を食事で予防するときの注意点とは?
脳梗塞は、生活習慣を見直すことで予防することができます。
運動やストレスをためないことも大切ですが、最も大切なことはバランスの取れた食事です。
血管や血液は食べたもので作られるので、血管や血液の状態を整えてくれる食べ物が大切になってきます。
サバやサンマの青魚
青魚にはDHA・EPAが多く含まれています。
このDHA・EPAの働きは、血管を詰まらせる原因となる悪玉コレステロールを低くすることと、肥満につながる中性脂肪を減らすことです。
野菜
野菜、きのこ類はほとんどが食物繊維がたくさん含まれています。
食物繊維はコレステロールが体に取り込まれるのを防ぎ、なおかつコレステロールを外に出す働きをします。
さらに血管を傷つける原因になる活性酵素を排除する抗酸化作用もあります。
食物繊維はとても優秀ですね。
野菜の中でも玉ねぎ、ニンニク、らっきょう、ネギなどはつーンとする刺激成分である硫化アリルを含んでいます。
この硫化アリルは、血液内の脂質を減らして血液をサラサラにしてくれます。
水分をとるようにする
体の中の水分が不足してしまうと血液がドロドロになり、血管が詰まりやすくなってしまいます。
定期的に水分をとるようにしましょう。
よく勘違いされている方もいますが、コーヒーやアルコールは水分補給にはなりません。
コーヒーやアルコールは、利尿作用があるために体の中の水分の多くが出されてしまいます。
お酒は飲みすぎない
お酒は、少しの量であれば血管を拡げて、血液の流れを良くしてくれますが、飲みすぎると高血圧を起こしたり、体に悪い影響ばかりです。
体によくない食品
脳梗塞の直接的な原因になるとは限りませんが、それでも体に悪い食べ物は存在するのでそちらもご紹介しておきます。
コレステロールの多い食品
コレステロールのとり過ぎは、脳梗塞の原因となる動脈硬化を起こします。
脂分の多い肉、バター、生クリーム、魚卵や魚の内臓などは控えめにしましょう。
塩分を多く含むもの
塩分のとり過ぎは、高血圧につながります。
高血圧も動脈硬化と同じく、脳梗塞の原因の1つとなります。
漬物や味噌汁などは、毎日とっている方もいますが、これは塩分が高いものになります。
減塩のものを使うなど工夫しましょう。
インスタント食品やスナック菓子など
インスタント食品やスナック菓子、炭酸飲料などは、塩分・糖分・脂分がたくさん使われています。
血管や血液に影響があるだけでなく、栄養の偏りもありますね。
まとめ
どうでしたでしょうか?
脳梗塞は、日頃の生活の行いが関連していることが分りましたか。
日々の生活の中で自分の食べているものが体に取り込まれ血や肉になるということをしっかりと覚えておきましょう。
塩分の濃いものや脂物、インスタント食品ばかり食べていると将来、脳梗塞を起こしてしまう危険性もあることを頭に入れておいてください。
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