
脳梗塞は自分には関係ない病気と思っていませんか?
ですが、誰もがなり得る病気ということを覚えておきましょう。
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若い方でも頭をぶつけたりすることで脳梗塞になることもありますし、妊娠中になる方もいます。最近では、食事がファーストフードなどの欧米食になり、昔より脳梗塞になるリスクが上がっているのです。
頭の病気で亡くなる方のうち7割が脳梗塞でもあり、とても怖く、身近な病気なんですよ。そして、40歳代以降では3人に1人の割合で起こる病気でもあります。
そんな本日は脳梗塞の初期症状である頭痛やめまい以外にはどんな症状が起こるのかについてご紹介したいと思います。
脳梗塞の初期症状とは?
脳梗塞は突然起こるのではなく、必ず前触れがあります。
この前触れに早く気付くことで、病気の重症化が左右されると覚えておきましょう。
発見が遅れれば遅れるほど、脳梗塞によって命を落とす確率は上がりますし、早く病気が発見されると麻痺などの後遺症はなく、元の日常生活に戻ることができます。
では、その前触れ(脳梗塞の初期症状)というのはどういうものなのでしょうか。
脳梗塞の前触れ「一過性脳虚血発作(TIA)」
一過性脳虚血発作は、脳の血液の流れが一時的に悪くなり、血栓がつまっているために起こります。
血栓は一時的ですぐに溶けて血液の流れが戻るために数分から30分で症状が落ち着きます。
一時的な症状のため、何ともなかったのかなと軽視する方もいますが、この症状が脳梗塞の初期症状なんです。
この初期症状に気付くことができるか、できないかで脳梗塞の発症や重症化を防ぐことができるんです。
一過性脳虚血発作を軽視して、そのままにしておくと数日から数カ月以内に脳梗塞発症に至ります。
・呂律が回らなくなったり、口の動きがおかしくなる(構音障害)
言葉を発するための神経に梗塞などのダメージがあると、口や頬の筋肉を動かすことができなくなり、言葉を発しにくくなります。
・言葉が出なくなる(失語症)
脳の左側にある言語中枢に脳梗塞が起こると、言葉がスムーズに出なくなります。
この失語症は、言葉が理解できても言葉が出てこない運動性失語、文字や言葉が理解できない感覚性失語、両方がダメージを受けている全失語、名前が出てこない健忘失語があります。
・口をうまく閉められない、顔がゆがむ(片側顔面麻痺)
脳は体の希望をつかさどる器官です。
脳に障害があると、その障害部分がつかさどっていた体の機能も失われたりします。
麻痺は、脳梗塞を起こした際に起こる症状・後遺症で最も起こる症状です。
片側顔面麻痺は、自分で意識していなくても、顔の片側の筋肉がぴくぴくと動いたり、引きつる症状です。
・片足の手足に力が入らない、痺れがある(片麻痺)
体の右側のみもしくは左側のみの機能が失われて、思い通りに動かせなくなります。
・その他
- 片方の目に膜がかかったようになる
- 視野が狭くなる
- 物が二重に見えたりする
脳梗塞の初期症状で頭痛やめまい以外に起こる症状は?

脳梗塞の初期症状でお話した症状も起こりますが、症状にはそれぞれ個別性があります。
- 頭痛や肩こりが起こる
- めまいや耳鳴り、手足の痺れ、震えなどが起こる
- 歩き方がふらついていて、段差がなくてもつまづいてしまう
- 段差で片足が上がりにくかったり、引っかかってしまう
- 指先が動きにくい
- 以前より字がうまく書けなくなった
- 簡単な計算ができなくなった
- 物忘れが多くなった
- 顔や唇の痺れを感じる
- 呂律が回りにくい
- 飲み物や食べ物が飲み込みにくい
- 飲み物や食べ物をむせやすい
- 声が出しにくい
脳梗塞の軽度から重度の症状とは?
先にもお話したように脳梗塞は早く発見されると、重症化や命を落とすことは避けられます。
脳梗塞が完治したからといって、再発することはないと安心しきってはいけません。
脳梗塞は脳に血栓ができることです。
同じ生活を送っていると、また同じように脳梗塞を起こしてしまうのです。
脳梗塞に1度発症した方は再梗塞を起こす確率が高いということも分かっています。
その理由としては、1度脳梗塞が起きたら、脳の細胞が傷ついており、機能も低下します。
再梗塞を起こすと、脳の細胞がさらに傷つき、以前の脳梗塞よりも症状は重症化しやすくなります。
【合わせて読みたい】
軽度の症状
脳梗塞の軽度の症状ですぐに日常生活に戻ることができることもあります。
軽度の症状では、頭痛、めまい、手足の痺れなどの症状で、治癒後症状が残らない、後遺症がない状態です。
重度の症状
重度の症状では、治療やリハビリの時間が必要となり、元の日常生活に戻れない事もあります。
症状としては、麻痺や失語症などの症状で、ずっと症状が残る、後遺症がある状態です。
まとめ
どうでしたか?
脳梗塞の初期症状で頭痛やめまい以外にどんな症状が起こるものなのかについて詳しくご紹介しました。
はじめにもお話したように脳梗塞は誰にでも起こり得る病気であることが少しでも分かっていただけましたか?
若い方に起こりやすいかくれ脳梗塞というものもありますし、かくれ脳梗塞は症状がないことが多いんです。
日々の不摂生や食生活の改善、ストレス発散や睡眠不足の解消、適度な運動を心がけることで少しでも予防することが出来るのでまずは自分の生活を見直すところから始めてみてください。
自分の体は自分でしっかりと管理するようにしましょうね!
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