
誰でも一度は「更年期」という言葉を耳にしたことがあると思います。
女性は誰しも更年期という時期がやってきてしまいます。更年期や更年期障害は辛い、怖いなどとイメージを持っている方もいるのではないでしょうか。でも、どんな症状が起こるのか知っていますか?「私はまだ大丈夫!」なんて思っていましたが、もしかしたらこれは更年期症状?と思うことが増えてきました…。
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そこで更年期の頭痛からくる首肩こりの原因、そして更年期頭痛に効果があると言われている漢方薬やサプリについて詳しくご紹介したいと思います。
更年期障害ってどんな症状?
まずはじめに更年期障害について簡単に説明していきます。
更年期ってなに?
以前は、40歳を過ぎ閉経にかけて起こるものでしたが、近年30歳前後から起こる方もいます。
女性ホルモンの中にエストロゲンというホルモンがあります。
このエストロゲンの分泌が30代に最高潮となります。
その最高潮を超えると、卵巣の機能がおちていくため、分泌される量も減ってくるのです。
特に、この最高潮を超えた後の時期から閉経までの期間を、よく耳にすることが多い、「更年期」といいます。
更年期は、最高潮に達していたエストロゲンが急に減っていくため、体がその変化についていけずに体に色んな不調が出てくるんです。
女性ホルモンのバランスが崩れると、自律神経のバランスが崩れてしまいます。
その結果、頭がくらくらしたり、めまい、吐き気、体の冷えなどが起きてくるんです。
では、どうして女性ホルモンが減るだけでこのような不調が出るのでしょうか。
脳の一部に視床下部というところがあります。
そこでは、卵巣に女性ホルモンの1つである「エストロゲンを出しなさい!」と指令を出しています。
更年期のように閉経に向かって卵巣の機能が落ちていくことで、エストロゲンが減っていっているにも関わらず、脳の視床下部は、その変化についていけずに「エストロゲンを出しなさい!」の指令を続けてしまっています。
そして、視床下部にある自律神経にも影響を与えてしまうのです。
視床下部しっかりして~って言いたいですが・・・。
更年期症状は、全く感じない方もいますし、症状がひどい方もいたりと個人差が大きいのが特徴なんです。
精神的にも影響を与えやすく、もともと社交的だった方が更年期障害中は、人に会いたくないため、引きこもってしまうなんてこともあるんですよ。
更年期障害の症状
更年期障害の症状は個人差があり、様々な症状があります。
- めまい
- 耳鳴り
- 体がだるい、やる気が出ない
- ドキドキする、息が苦しい
- 急に暑くなったり、寒くなったりする・汗をかく・顔だけほてり手足は冷たい
- 口の渇き
- 肩こり・腰痛
- 頭痛
- 下痢・尿もれ
- 便秘
- 関節痛
- 膣炎
- 物忘れ
- 睡眠障害
- 不安・うつ
- イライラする
- 肌荒れや肌の乾燥
更年期からくる頭痛や首肩こり、吐き気の原因は?

では、更年期障害の症状の中で頭痛・首肩こり・吐き気はどうして起こるのでしょうか。
更年期からくる頭痛
先ほどもお話したように、更年期障害は女性ホルモンのひとつであるエストロゲンが急に減ることで様々な症状がおきます。
更年期障害についてでもお話したように、エストロゲンが急に減ることで視床下部にある自律神経にも影響を与えてしまいます。
自律得神経が乱れてしまうと、血管内の働きも低下します。
そうすると、頭にある血管が広がり、頭痛が起こってきます。
また、女性ホルモンが急に減ることで、精神的に不安定になってしまったり、イライラしたり、ストレスを感じてしまうことも頭痛を引き起こす原因の1つになります。
更年期からくる首肩こり
女性ホルモンが急に減ることで、血液の流れが悪くなります。
血液の流れが悪くなると、老廃物が肩や首のみならず、全身に溜まってしまいます。
すると、肩や首、さらには腰に痛みが出てくるのです。
また、女性ホルモンが減ることで、骨がもろくなりやすくなり、急激な骨粗鬆症になります。そういった骨や筋肉の老化によっても起きてきます。
更年期からくる吐き気
吐き気もそのエストロゲン減少が大きく影響しています。
自律神経が乱れることで、自律神経の交感神経(動いている時に働く)と副交感神経(寝ている時やリラックスしている時に働く)のバランスが乱れてしまうのです。
バランスが崩れるということは、交感神経が優位になったり、副交感神経が優位になってしまうのです。
副交感神経が優位になると、胃腸の働きは活発になります。
しかし、すぐに交感神経が優位になり、胃腸も一気に働きが低下します。
そのため、胃腸はその働きの変化についていけずに吐き気や胃もたれなどの症状を起こしてしまうのです。
それ以外にも更年期の症状としてめまいがありますので、めまいを起こした際に吐き気を起こしていることも考えられます。
更年期には漢方薬やサプリが効果的なの?
更年期障害は、女性ホルモンが急に減ることで起きるとお話しましたが、それなら女性ホルモンを入れたらよいのではと思いますよね。
でも、それは間違っています。
ホルモン剤は副作用の方が強く出てしまうため、簡単に使うことはできません。
そのため、即効性はなくてもゆっくり体のバランス改善ができ、副作用が少ないとされる漢方薬やサプリメントが更年期障害の治療には効果的とされています。
漢方薬は飲みにくく、苦手な方も多いのではないでしょうか。
匂いも味も独特ですし。
まずは、漢方薬についてお話します。
漢方薬の効果
- 体のバランスが崩れるのを予防さらに良くしてくれる効果があります。
- 気持ちを安定(イライラや不安を和らげる)させてくれます。そのため、気持ちをリラックスさせてくれます。
- 血液の流れを良くしてくれるため、体の冷えを改善してくれます。
- 自律神経の乱れが改善されるため、急に汗が出たり、体がほてるなどのホットフラッシュにも効果的です。
どのくらいの期間で効果があるのか?
漢方薬は即効性のある薬ではありません。
ゆっくり症状を落ち着かせていく薬なので飲み始めてから早くて2週間、遅くても2ヶ月ほどで効果が出てきます。
焦らずゆっくり症状を緩和していきたい方には漢方薬やサプリはおすすめですね。
まとめ
更年期障害についてどう感じましたか?
以前、感じていたイメージを少し変えることができたでしょうか?決して怖い病気と不安にならず、いざ症状が出てきた時に冷静に対処できるように知識を入れておきましょう。
すべての女性が経験することなので不安に思わないでくださいね。
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