
産後は妊婦の方にとって、いろいろな体調の変化を感じる大変な時期だと思います。
困るのは産後の肥立ちだけではなく、それらに伴う精神的な問題や、身体的な苦痛も。ここでは、そんな産後特有の頭痛問題について、見ていきたいと思います。
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産後頭痛や乳腺炎の可能性について気になる方は一緒にチェックしてみましょう!
産後にこめかみに頭痛が起きた!
産後、こめかみに頭痛が起きてしまうという場合は、かなりの場合、偏頭痛ということが多いみたいですね。
偏頭痛に関しましては、出産の有無を問わず、こめかみに頭痛が来るという場合は、やはり疑われる症状となっております。ところが、産後であれば、そうではない場合よりも偏頭痛になってしまう可能性は、俄然増えるのだと言います。
それまでまったく偏頭痛の経験がないような人であったとしても、出産後に偏頭痛になってしまうというパターンは多いようなのです。
これは女性ホルモンの問題などで起こってしまうことなので、ある程度は覚悟しておかないといけないことかもしれません。
できればそうなって欲しくないとは思いますが、こればっかりは身体的な問題なので避けては通れないかもしれません。
乳腺炎が原因で頭痛や寒気、発熱が起こる?
産後の偏頭痛の原因のひとつとして乳腺炎の可能性も視野に入れておきましょう!
乳腺炎の主な症状を下記にまとめてみました。
・頭痛
・発熱
・寒気
・倦怠感
・全身の震え
乳腺炎になると上記の症状が不調として現れます。
乳腺炎の原因は乳腺に母乳が詰まることです。
赤ちゃんに母乳を上げることを止めてしまうとさらに乳腺炎がひどくなってしまうんです。
体調が悪く育児もままならないと思いますが、母乳を溜めておくのも悪化の原因になってしまいますので出来る限り母乳を上げるようにして下さい。
母乳を出しても出しても寒気や頭痛が治まらない場合はなるべく早めに病院に行きましょう。
関連記事:排卵日に起こる頭痛やその他の症状!妊活中にお薬を飲んでも大丈夫?
後頭部の頭痛や吐き気はなぜ?
産後に後頭部が痛むようであれば、緊張型頭痛である可能性があります。
後頭部だけではなく首筋のあたりにも痛みがあるようであれば、いっそう、その可能性があると言わざるを得ないでしょう。
肩が凝り出したり身体全体にだるさが襲ってくるといった症状も、この緊張型頭痛の一例となっています。
これに対して、吐き気が生じるという場合は、こめかみが痛いという場合とまったく同じで、偏頭痛である可能性が疑われます。
偏頭痛という病名は、緊張型頭痛とくらべれば、比較的よく耳にするものではないでしょうか?
偏頭痛は出産に関わりがない人でも悩まされるものです。
男性よりも比較的女性に起こる頭痛とも言われていますので産後によってさらに症状がひどくなる場合もあります。
しかも一度起これば数日は続くということも…。これに吐き気まで重なってくれば大変面倒な話ですね。
血圧が上昇!頭痛も関係してくる?
出産後に血圧が上がってしまうという問題でお悩みの人も多いと言います。これは出産後だけではなく、出産中にも見られる症状のようですね。
しかも、出産していったん落ち着いたと思っていたら、また血圧が上がり出すということもあるようです。
さらには、これまで取り上げてきた
頭痛が、この血圧上昇に絡んでくるということも…。場合によっては、そのままの血圧で固定化されてしまうということもあったりすると言います。
血圧が落ち着いて下がり出したとしても、半年くらいはかかるという場合もあるようですね。ただでさえ不安定な産後に血圧のことまでかかわってくれば、たまらないでしょう。
しかし、これ自体がすぐ生命に危険をおよぼすとまでは言えません。それでも、落ち着いて冷静に対処したいものです。
産後の頭痛の対処法は?
産後の頭痛に関しては、頭痛外来などに相談するのもいいですが、かかりつけの産婦人科で相談するのもいいと思いますよ。
頭痛を抑える為に頭痛薬なども処方してもらうと思いますが、産後や授乳中だと飲んで平気なものとダメなものがあるので、そこの部分は産婦人科などで聞いた方がベストだと思います。
頭痛薬を飲んで4時間以内は血液中や母乳に薬の成分が溶け出しているので授乳しないようにしてください。偏頭痛薬として効果があると言われているのにフィーバーフューがあります。
こちらのお薬は残念ながら妊娠中や授乳中には飲むことが出来ませんが、それ以外の時期なら飲むことが出来るので偏頭痛にお悩みの人は試してみて下さいね。
まとめ
産後に頭痛が起こる可能性については、ある程度は想定しておいた方がいいかもしれません。
ただでさえ命をかけて新しい命をこの世の中に誕生させるのですから、出産というのはそれ相応の体力を使います。頭痛だけではなく産後はいろいろな不調を訴えるお母さんがとても多いんですよね。
もし体調不良を起こしたとしても、ある程度はあり得ることだと割り切っていれば、安心できるでしょうから。
あくまでも、慌てずに対応していきたいものですね。
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