
仕事から解放され、せっかくの休みの日なのに頭痛でなにも出来ない…。
そんな残念な休日にはしたくないですよね。
カレンダー通りの休日で言えば「週末頭痛」とも言えますが、仕事によっては休みが火曜日だったり、水曜日だったり、時間帯も様々です。そんな休日の頭痛の原因や治し方、そして対処法についてご紹介したいと思います。
スポンサードリンク
休みの日になると頭痛がする原因は?
休日に起こる頭痛として考えられる原因をいくつかあげてみます。
その原因の先には、「片頭痛(偏頭痛)」によるものが多いようです。
片頭痛のメカニズムには、色んな説がありますが、一番有力なのは、脳血管に分布する神経が刺激されることで、血管が拡張し炎症が起きます。その炎症によって三叉神経が圧迫されることで頭痛が引き起こされる、という説です。
関連記事:偏頭痛の原因はストレス!社会人になった途端に悩まされた頭の痛みを和らげる方法とは?
(1)仕事によるストレスからの解放
日本人の就労時間は欧米人に比べて長いことで問題視されていますが、その仕事から受けるストレスが大きく関係しているようです。
ストレスを感じながら仕事をしている時は、常に緊張した状態となっています。
普段から強いストレスを感じている人は、「やっと休める」という安堵感も強く、緊張から解放されることで血管が拡張し、結果的に頭痛が起きてしまうのではないかと考えられます。
(2)睡眠時間
休日に一番関わってくるのは睡眠時間です。
普段は、残業で帰宅が遅くなったり、疲れすぎて逆に眠いれないという事が原因で睡眠不足が続きます。休日の予定がなく、いつもより睡眠時間を多く取ろうと思うことで、お昼頃まで寝てしまうことも多いはず。
また、朝はいつも通りに起きても、昼寝を長く取るという人もいると思います。
寝ている間は脳がリラックス状態である為、血管は拡張している事になります。その時間が長く続く事で、目覚めた時に頭痛を引き起こしてしまうと思われます。
(3)アルコールの摂り過ぎ
次の日が休みだという事で、仕事や友人との飲み会を計画する人もいますよね。
しかし、羽目を外して飲み過ぎてしまうと、頭痛を引き起こすきっかけになります。
体内に入ったアルコールを分解する時に生成される、「アセトアルデヒド」といい有害物質が蓄積されるんです。この物質を排泄しようとする為、必要以上に血管が拡張します。
結果、飲み過ぎた翌日は、二日酔いによる頭痛となるのです。
関連記事:二日酔いから起こる頭痛の原因と治し方!市販薬で抑えよう!
(4)空腹によるもの
休日には睡眠不足を補おうと、いつもより寝すぎてしまった場合、朝ごはんを抜くという事にもなってしまいます。
起きた時は空腹の状態になり、低血糖による頭痛が起きてしまう事があります。
休日に空腹による低血糖が原因で起きる頭痛も、片頭痛によるものと思われます。血糖が低くなると、脳の血管へたくさん血液を送ろうと血管が拡張するんですね。
血管を圧迫することで周辺の神経を刺激し、頭痛を引き起こすしくみになっています。
関連記事:空腹時に頭痛がする原因とは?吐き気やめまいの対策法とは?
(5)人混み・騒音・光や臭いによるもの
休日に家族で出かける用事がある人もいますよね。
人の多い場所に行くと頭が痛くなる。
コンサートやイベントなどの騒音のする場所、コンサートの時に強い光を浴びたり、海やスキー場など、太陽が反射してギラギラ光る場所で頭痛がする。
また、化粧品やタバコなどの強いにおいを嗅ぐと頭痛がする。これは、脳が異常に興奮している時に起きる頭痛です。
(6)休日の悪気候
片頭痛は気圧の変化によって引き起こされるとも言われています。
休日に天候が悪く雨になった場合には頭痛を起こす可能性もありえるということです。台風の時なんかは、特に辛い頭痛の症状が現れる人もいます。
関連記事:雨の日に頭痛が起こるそのメカニズムと対策を教えて?
休日頭痛の治し方を教えて?
では、休日頭痛が起こってしまったらどうすればいいのでしょうか?
まずは、血管を収縮させる方法を考えてみましょう。
自宅で簡単にできる事としては、頭を冷やす事です。そして、眠るのではなく、薄暗くて静かな場所で横になる程度で休みましょう。
朝を抜いてしまい、空腹によるものだとすれば、アメなどをなめるのも良いかと思いますよ。
また、外出時の雑踏や音、光の刺激が原因と思われる頭痛は、日陰や涼しくて静かな場所を選んで休憩したほうが良いですね。さらに、適量のコーヒーなどのカフェイン飲料も血管を収縮させる作用があるので覚えておきましょう!
普段服用している市販の鎮痛薬があれば、それを服用するのも良いと思います。片頭痛の診断を受けている人は、医師から処方された指示のもと治療薬を服用しましょう。
片頭痛の治療薬であるトリプタン製剤は、ドラッグストアで購入することはできません。
休日になって頭痛する、ドクンドクンと脈打つような頭痛が軽減せず、「もしかして片頭痛かな?」と思ったら、まずは医療機関で調べてみましょう。
休日頭痛の予防、対処法は?
休日に起きる頭痛の対策として大事なのは「予防する事」だと思います。では、その予防法としてどんな事をすれば良いのでしょうか?
(1)普段からストレスを溜めないように心がける!
仕事によるストレスは、趣味や好きなことをして発散しましょう。
休日の前日にストレスのピークが来ないようにするのが大事です。体を動かしたりカラオケに行ったり適度に楽しむのが理想的です。
(2)激しい運動や熱いお風呂、マッサージは控えましょう!
激しい運動、熱いお風呂、マッサージは血流を良くする為、血管が拡張します。
絶対に駄目という事ではなく、適度に行うようにするのが良いと思いますよ。なんでも適度が体に良いことなんです。
(3)生活のリズムを整える
休みだからと言って朝寝坊するのではなく、普段と同じ時間に起きるのが良いと思います。
睡眠時間は約7時間が理想と言われていますが、仕事柄、普段の睡眠時間が短い人もいると思います。その場合、どんなに短くても約4時間半は確保したほうが良いようですね。
昼寝の長さも、何時間も寝るのではなく、15~30分ぐらいが快適に目覚めるコツのようです。また、朝寝坊して空腹とならないよう規則正しい生活を心がけて、バランスの良い食事を3食しっかり摂りましょう。
(4)人混みや騒音のする場所、キラキラと光が激しい場所を控える
音や光に過敏な人は、用事のない限り、外出を避けましょう。
どうしてもそういう場所へ行かなければならない時には、サングラスなどをかけて光からの刺激を遮るようなアイテムも使用しましょう。匂いに敏感な人はマスクの着用も良いですね。
(5)食事の改善
頭痛を抑える食べ物を摂りましょう。
特に和食が片頭痛に効果的だと言われています。
和食にはマグネシウムやカルシウム、ビタミンB群、ビタミンEが多く含まれていて、血管を良好な状態に保つと言われています。
マグネシウムを多く含む食品としては、大豆やナッツ類、ほうれん草などの緑黄色野菜などがあります。カルシウムを多く含む食品は、魚介類や牛乳などで、マグネシウムとカルシウムとを一緒に摂取すると、鎮静作用があると言われています。
逆に頭痛を引き起こしてしまう食品として控えたいものは、赤ワイン、チーズ、ハム、チョコレートなどがあります。
まとめ
私も時々ですが頭痛を起こすことがありますが、どちらかというと肩こりや目の疲れなどからくる緊張型の頭痛なので、休日に頭が痛くなるという事はあまり経験がありません。
違うタイプの頭痛には、対策を間違えると逆効果になる時もあると再確認できました。
せっかくのお休みを頭の痛みで台無しになってしまっては、休日明けの仕事が、さらに憂鬱になってしまいますよね。このページを見て、少しでも快適な1日を遅れるようにお手伝い出来たら嬉しいです。
スポンサードリンク