
耳が圧迫されている、耳の中が詰まっている感じがする…。耳の中が痛い等、そんな症状に困っている方はいませんか?
耳の圧迫感(閉塞感)が生じていると、普段にはない感覚が気になって集中力が欠けてしまい、日常生活の中でストレスが溜まってしまいます。さらに頭痛の症状も出て来たり人によって症状もまちまちです。
スポンサードリンク
そのような症状が起きる原因はいったい何なのでしょうか?
耳が詰まる3つの原因とは?
耳詰まりが起きている場合、主な原因としては以下の病気が考えられます。
多くの耳の病気で症状の1つとなっている為、気になるようであれば、速やかに医師の診察を受けましょう。
耳垢栓塞
耳あかが耳の中に溜まることによって起きる病気です。
耳の中に圧迫感が生じて音が聴き取りづらくなるなどの症状が起きます。
突発性難聴
片側の耳が急に聴こえづらくなってしまう病気です。
原因はよくわかっておらず、ストレスが原因という説、ウイルスが原因という説、耳の血管に血液があまり届かずに機能不全を起こしてしまうという説など様々な要因が考えられています。
中耳炎
耳の中に入り込んだ細菌やウイルスが鼓膜の奥にある中耳まで入り込んで炎症を起こす病気です。
激しい痛みを伴う「急性中耳炎」や急性中耳炎を起こした後で鼓膜に穴が空いてしまう「慢性中耳炎」耳の中に分泌液が溜まってしまう「滲出性中耳炎」など様々な種類があります。
【関連記事】
耳の圧迫感により頭痛を伴う場合の対処法とは?
耳に圧迫感があり、更に頭痛が生じている場合は以下の病気を発症している疑いがあります。
耳管開放症
耳と鼻をつなぐ器官である耳管が開いたままになってしまう病気です。
通常、耳管はものを飲み込む時など、耳の中の気圧が変わる時に耳管が空気圧を調整することによって聴力が保たれているのですが、この耳管が開いたままになることによって自分の呼吸音や声が耳の中で大きく聞こえるようになったり、めまいや難聴、音程がずれて聴こえたり、自分が出している音の大きさが分からなくなる。といった症状も出ます。
また、頭痛や手足の冷えが生じたり、寝つきが悪くなる、眠りが浅くなるなどの症状もあります。
原因は主にストレスで発症することが多く、マイナーな病気の為に、根本的な治療方法は確立されていませんが、加味帰脾湯(かみきひとう)という漢方薬が治療に効果があることが分かっています。
耳管狭窄症
耳管開放症とは対照的に、こちらは耳管が常に閉じた状態が続くことで、耳が詰まったように感じてしまう病気です。
耳管の近くにあるリンパ組織であるアデノイドの肥大化や耳管近くにできものが出来てしまうことでも発症します。ウイルスや細菌などで鼻やのどが炎症を起こして腫れることにより、耳管が塞がって起きてしまう場合もあります。
症状の重さは様々なのですぐに医師の診察を受けることが重要です。
メニエール病
視界がぐるぐると回るような激しいめまいが耳鳴りや難聴、頭痛、耳の閉塞感と共に起きる病気です。
フランスの医師、ブロスペル・メニエールが世界で最初にこの病気を報告したと言われていることから彼の名前が病名となりました。
内耳の中にあるリンパ液が増えることでむくみが起きて発生すると言われていますがなぜむくみが起きてしまうのかは、はっきりと解明されていませんが、様々なストレスや疲れ、乱れた生活習慣が原因であると言われています。
早期に発見することで治療を早めに行うことができれば完治することができますが、逆に発見が遅れてしまった場合は完治が困難になると言われています。
【関連記事】
まとめ
耳の病気と頭痛、一見すると関係がないように思えますが、様々な病気が関連していることが分かります。
ストレスや生活習慣の乱れが病気を引き起こす主な原因となります。
普段から規則正しい生活を送るように心掛けていくことも、もちろん大事ですが、もし耳に異変が起こっておかしいと思ったらすぐに医師の診察を受けるようにしましょう。
スポンサードリンク