
耳の後ろがズキズキと痛む…。
日常生活のなかでは、あまり起こりえないことですが、それだけに痛み始めると不安も大きいです。
耳はたくさんの神経が集中している大事な器官の1つなので、耳の後ろのズキズキする痛みは様々な病気の原因となっている場合があります。
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では、どのような病気が考えられるのでしょうか?
耳の後ろがズキズキ痛む場合に考えられる病気についてひとつひとつチェックしていきましょう。
耳の後ろが痛くなる3つの原因を教えて?
耳の後ろが痛くなった場合、痛くなっている部分が腫れているか、しこりのようなものがないかを触って確認してみると良いでしょう。
腫れやしこりが有るか無いかで病気の判別がしやすくなります。腫れやしこりがあった場合は以下の病気が考えられるので参考にしてください。
流行性耳下腺炎(おたふく風邪)
ムンプスウイルスに感染することによって発症するおたふく風邪は耳の後ろの腫れと痛みが最も顕著に現れる病気といえます。
発症すると、耳下腺(耳の下にある唾液を分泌する器官)が腫れ上がり、ズキズキとした痛みを伴います。他に発熱や喉の痛み等の症状が出ます。
ムンプスウイルスの特効薬は存在しないため、発症した際は充分な休養と栄養補給をすることが第一です。
リンパ節炎
リンパ節とは血液や水分、老廃物等を運ぶ役割を持つリンパ液が集まる組織のことです。
このリンパ節は身体の様々な部分に存在し、耳の後ろにもリンパ節が存在します。(耳下腺リンパ節)リンパ節炎は細菌やウイルス感染が主な原因です。疲労や睡眠不足等で免疫力が低下していると起きやすくなります。
しっかりと睡眠をとりましょう。
腫れやしこりが無い場合は以下の病気が考えられます。
顎関節症
過剰な負荷が顎関節にかかることによって、顎を動かした時や、食べ物を噛んでいる時に顎が痛む病気です。
他にも頭痛がしたり耳の後ろが痛んだり、耳鳴りが起きたりします。
日常生活の中で歯をくいしばったり、歯ぎしりを無意識にしている人は要注意です。
これらの行為は顎関節に多大な負荷がかかってしまい、主な原因となります。
左右どちらかの歯でのみ食べ物を噛む癖がある人も片側だけに負荷をかけてしまっているので、発症のリスクが上がります。他にもうつ伏せで寝たり、頬杖をつく姿勢、猫背等も発症リスクが上がるので注意しましょう。
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耳の周辺が痛くなる病気で考えられるものは?
耳の後ろが痛くなる病気の他にも、耳の周辺が痛くなる病気が存在します。
どのような病気があるのか紹介していきますね。
緊張型頭痛
オフィスワーク等で長時間悪い姿勢のままでいたり、PCの画面を長い間見ていることにより、肩や首の凝りがひどくなり、血行不良によって耳の後ろや周辺の後頭部全体にズキズキとした思い痛みが続く頭痛です。
偏頭痛と同じく日本人が抱えている二大頭痛の内の1つと言われています。
精神的なストレスで首の周りの筋肉が緊張し、血行不良が起きて頭痛に繋がる場合もあります。
主な対策としては、長時間同じ姿勢でいる仕事をしている人は定期的に休憩を入れたり、肩や首周辺をマッサージしてもらうことで血行不良の予防に繋がります。
首や肩の筋肉を鍛える運動をしたり、日頃から寝る前に首と肩の周辺の筋肉のストレッチを行っておくことも予防策となります。
もし頭痛が起きてしまった場合、緊張型頭痛は肩や首の筋肉の凝りが主な原因なので、温めたタオルや、カイロ等を首や肩に当てて血行を促進させたり、頭痛薬を服用することで症状を緩和させると良いでしょう。
まとめ
どうでしたでしょうか?
自分の症状と当てはまるものはありましたか?耳の後ろや周辺が痛くなる原因にはこれらの病気以外にもまだまだ関係しているものがあります。
それが耳の病気なのか、あるいは別に原因があるのかは自分ではっきりと特定することはできないので、何か異常が起きた場合は速やかに医師の診察を受けましょう。耳の後ろが少し痛むだけだからと軽視するのは一番よくないので頭の片隅に入れておきましょう!
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