
日々の生活の中で頭が重くなったり、ふらふらすることがある…。
こんな経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。
実はその原因、脳の病気やホルモンバランスの乱れが関係しているのかもしれません。今回は、頭が重くなったり、ふらふらしたりする原因について詳しく解説していくので参考にしてもらえたらと思います。
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頭が重いしふらふらする原因は?
頭が重くなったり、ふらふらした経験は誰もが1度はしたことがあると思います。
睡眠不足や日々の疲れが原因でこのような症状が現れることもありますが、年齢によっては脳の病気が原因となっていることもあります。ひとつずつ詳しく見ていきましょう!
脳梗塞
脳梗塞は脳の血管の流れが悪くなり、血栓が生じて詰まることで様々な症状が現れる病気です。
脳内の小さい血管が詰まっているときや、動脈硬化が原因で起こる脳梗塞は頭痛がしたり、頭が重くなったり、ふらふらするなどの症状が多く現れます。その他にも呂律が回らなくなる、耳鳴りがする、よく聴こえなくなるなどの症状が一緒に現れると脳梗塞である可能性が高いです。
脳梗塞は一般的によく聞く病気だと思いますが、やはり命の危険を脅かす怖い病気なので初期症状などを見落とさないようにしたいですね。
脳出血
脳出血は脳内の血管が破れて、脳の中に血が溜まってしまうことにより、様々な症状が現れる病気です。
ふらふらしためまい、頭が重いなどの症状が現れますが、時として激しい頭痛を伴います。
脳梗塞、脳出血、どちらも命に関わる非常に危険な状態です。
このような症状が現れたら、すぐに病院に行って医師の診察を受けてください。動けない場合は早めに救急車を呼ぶことをおすすめします。
ご家族や友人にこれらの症状が現れている場合は、本人が自覚していないこともあるので、一緒に病院に行くか、救急車を呼んで付き添ってあげるようにしてください。
50~60代を迎えると年齢による脳の病気が起こる可能性が高くなります。
健康であっても、普段から定期的に病院に行って、内科検診で検査を受けることをおすすめします。
最近だとお笑い芸人・安田大サーカス団のHIROさんが脳出血を発症してしまいましたよね。不幸中の幸いで大事に至らずに済みましたがやはり日ごろの食生活や不規則な生活が原因となって発症したと思われます。
HIROさん自身も不摂生をしたり、不健康な食生活を送っていたと自覚していたので、今後は食生活の改善などで再発を抑えていかないといけません。
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女性に多い頭が重くてふらふらする病気とは?

女性は年齢による身体の変化が原因となって、ホルモンバランスが崩れることがあります。
頭が重くなったり、ふらふらする原因として考えられる病気は以下のものがあります。
更年期障害
女性にはエストロゲンという女性ホルモンが卵巣から分泌されています。
このエストロゲンは女性らしい身体を作ったり、肌や髪の美容を整える働きを持つだけでなく、妊娠や出産の準備をしてくれる女性にとても必要なホルモンなのです。
しかし、年齢により卵巣の機能が低下していくとエストロゲンの分泌量も低下していきます。
卵巣は脳下垂体からの命令に従ってエストロゲンを分泌しています。
脳下垂体は卵巣にエストロゲンを分泌する命令を出しますが、卵巣は機能が低下しているとエストロゲンを分泌することができないので、この場合脳下垂体は何度も何度も卵巣に命令を出し続けます。
この命令が繰り返されることによって、ホルモンのバランスが乱れてしまい、身体に様々な症状が現れるんですね。
更年期障害の主な症状
更年期障害の主な症状は身体的症状と精神的症状に分かれており、この2つの症状が同時に現れることもあります。
身体的症状は主に頭痛、頭が重くなる、めまい、立ちくらみ、吐き気、発汗、耳鳴りなどが現れます。
精神的症状は、イライラして怒りやすくなる、やる気がおきない、落ち込みやすくなる、不安感などが現れます。
更年期障害の治療法
更年期障害は病院で医師の診察のもと、治療が行える病気です。
主な治療法は投薬(飲み薬や貼り薬)で、エストロゲンを摂取して根本の原因を改善させる方法です。
他にも漢方による治療や、精神的症状が現れている場合には抗うつ薬や抗不安薬を処方されることもあります。
様々な症状が現れている患者にはこれらの薬を複合して処方することもあり、個人の症状によって対処法が変わってくるのでかかり付けのお医者さんとよく相談して治療方針を定めていきましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
頭が重くて、ふらふらするという症状が、様々な病気の原因となっていることがあります。
そして特に女性の場合だと更年期障害などが関わってくる可能性があるので、無理をしないようにしてくださいね。年齢的なことやホルモンバランスの崩れなど避けては通れない道なので、こればっかりは仕方がありません。
症状が重かったり少しでもおかしいと思ったらそのままにせず、医師の診察を受けるようにしましょう。
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