
マクサルトは片頭痛の治療薬として効果のある「トリプタン製剤」の一種です。
市販で手に入れることのできるナロンエースやロキソニン、イブなどの鎮痛剤とマクサルトはいったい、どのような違いがあるのでしょうか?片頭痛はひどくなると、動けなくなって普段の生活にも支障が出るやっかいなものですが、マクサルトを服用することでどのような効果が得られるのでしょうか?
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そして、マクサルトを服用すると、どのような副作用が起きてしまうのでしょうか?今回は片頭痛の専用薬であるマクサルトの効果や、その副作用について詳しく解説していきます。
マクサルトの効果や飲むタイミングは?
片頭痛の原因は、気圧、気温の変化やストレス、生活リズムの乱れなどが起因して起こります。
拡張した血管が頭にある三叉神経を圧迫して、三叉神経が血管の炎症や痛みの原因となる物質を分泌します。
そして、三叉神経から分泌されたこれらの物質による痛みが大脳に伝わることで、片頭痛特有のズキンズキンとした痛みが起こります。
マクサルトを服用することで頭痛にどのような効果が期待できるのでしょうか。
マクサルトは片頭痛の原因に直接作用する
薬局で販売されている市販の頭痛薬は、片頭痛に対して服用すると、痛みや炎症を抑えてくれる効果は、ある程度期待できます。
しかし、これらの頭痛薬には三叉神経から分泌される血管の炎症や痛みを起こす物質の発生と、血管の拡張を抑えることはできません。
マクサルトは片頭痛が起きてから服用することで早い効果を発揮し、血管と三叉神経の両方に作用してくれます。
痛みや炎症の分泌を防ぎ、拡張した血管を収縮させて、片頭痛の原因を根本から抑えてくれます。
痛みを感じたらできるだけ早めに飲む
マクサルトは予防薬ではなく、片頭痛の痛みを治癒してくれる薬なので、片頭痛が起きていないときに飲んでも何も効果がありません。
片頭痛の症状が現れてから飲むようにしましょう。
痛みが起きたらできるだけ早めに飲むと効果的であり、目安としては10分以内に飲むことが理想的です。
1日に服用して良い量は20mgまでと定められています。
最初に服用してから再びマクサルトを服用する場合は、2時間以上空けてから飲むようにしましょう。
マクサルトの副作用で眠気や吐き気、肩こりが起こる?

マクサルトを服用したあとに副作用で眠気や吐き気、肩こりが起こる可能性はあります。
マクサルトを服用することによる副作用で挙げられる主なものには、めまい、倦怠感や眠気、吐き気や嘔吐、動悸、蕁麻疹などがあります。
マクサルトには血管を収縮させる効果があるため、過去に心筋梗塞や狭心症など心臓の血管障害や脳梗塞、脳卒中などの脳血管障害を起こしたことがある人は、再発の危険性があるため服用することができません。
その他にも肝臓に疾患を抱えている人も場合によっては服用を禁じられることがあります。
マクサルトを服用する前に、上記のような病気を過去に発症した経験がある場合は、服用しても問題がないか必ず医師に相談しましょう。
自己判断で勝手に服用してしまうのはとても危険なので絶対にしてはいけません。
マクサルトは血圧にも影響がある?
マクサルトは服用した後に血圧の上昇を引き起こすことがあります。
降圧剤を服用しても血圧が下がらない「コントロール不良高血圧」の患者は、マクサルトを服用した場合、血圧がさらに上昇して脳出血などを引き起こす危険性があるため、服用することが禁止されています。
降圧剤で血圧を調整することができている人も、念のためマクサルトを服用する前に必ず医師に相談しましょう。
マクサルトは片頭痛を持病としている人達にとって、とても効果のある薬です。
しかし、市販で売られている薬ではないため、手に入れるには病院に行って医師の診察を受ける必要があります。
片頭痛の痛みがひどい人は病院に行ってマクサルトをはじめとするトリプタン製剤を処方してもらいましょう。
その後の生活が格段に楽になるかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
頭痛に効果があるとされているマクサルトの効果や飲み方、そして副作用などについて詳しくご紹介しました。
体質によってもちろん合う合わないがあると思いますし、全ての頭痛患者に効果を発揮するというわけでもありません。そして副作用として眠気、吐き気、倦怠感などが起こる可能性もあるので飲んだ直後に不調を感じたら服用をいったん止めるようにしましょう。
その後はかかりつけのお医者さんに相談してお薬を変更してもらうなどの対処をした方がいいと思います。
偏頭痛が辛くて市販の頭痛薬では効果が期待できないという人は一度マクサルトを服用してみるのもいいかもしれませんね。
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