
目の前がクラクラするめまい…。
日々の仕事による疲れや何かしらの病気、更年期などが原因で大人はこのめまいに悩まされがちです。しかし、大人だけでなく、子供もめまいを起こすケースは数多く存在します。
子供がめまいを起こしている場合、子供自身がめまいを自覚できるようになるのは5歳くらいからであり、それまでは転びやすい、まっすぐ歩けていないなどの子供の様子を親が見て発覚することが多いようです。
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では、何故子供にめまいが起こってしまうのでしょうか?
そして子供がめまいを起こしていることが分かった場合、病院の何科を受診すれば良いのでしょうか?今回は子供がめまいを起こしてしまう原因について詳しく解説していきます。
子供にめまいが起こる原因とは?
子供がめまいを起こす原因は一言で言い表せるものではなく、個人によって様々なものが考えられます。
大人と同様にストレスが原因でめまいを起こすこともあれば、脳や耳に何かしらの疾患を抱えていて起こる場合もあります。
生まれつきめまいを起こしやすい体質である子供も存在します。
このように子供のめまいの原因は非常に多岐にわたるため、特定をすることが難しいケースもあります。
今回はめまいが起こる様々な原因の中で、病気として考えられるもの、そして、めまいだけでなく吐き気やふらつきなどの症状が出る病気をご紹介していきます。

めまいの他に吐き気やふらつきの症状が出る病気は?
子供がめまいと同時に、吐き気やふらつきの症状を起こす病気についていくつかご紹介したいと思います。
これからご紹介する病気の症状がお子さんに現れている場合に参考にして頂けたらと思います。必ずしも症状が当てはまったからと言ってその病気と断定しないようにして下さいね。
あくまで参考程度に考えて頂けたらと思います。
小児良性発作性めまい
目の前がぐるぐるするような回転性のめまいが起こり、吐き気や嘔吐、こめかみや耳への違和感などの症状が現れます。
原因は主にストレスが考えられ、子供が感じる恐怖心や不安感、怒り、空腹や睡眠時間の不足、環境の変化などで子供のストレスが蓄積して起こる精神的疾患です。
両親のどちらかが片頭痛持ちであると、子供にこの疾患が起こりやすいという特徴があります。
小児良性発作性めまいの場合、子供が症状を訴えたらできるだけ音のない静かな部屋で、明かりを消して安静にさせてあげると良いでしょう。
軽めの症状の場合は安静にさせておくと回復しますが、症状が重い場合は片頭痛の薬を飲ませたり、点滴を打つなどして改善させる必要があります。
メニエール病
メニエール病は、回転性の激しいめまいや、目の前がふわふわしたような浮遊性のめまいが現れ、吐き気、耳鳴り、耳の閉塞感などの症状が現れます。
耳の奥にある内耳に存在する器官が、リンパ液による水ぶくれを起こして上記の症状を起こします。
メニエール病を起こしてしまう原因もストレスが深く関わっていると言われているんです。
メニエール病はめまいを起こす病気の中では良く知られたものですが、近年、10歳ほどの子供でも罹患した報告がされており、子供とは無縁の病気ではなくなってきています。
症状が進行してしまうと完治が困難となる厄介な病気であり、できるだけ早期に発見して治療に専念することがメニエール病では重要となってきます。
子供が激しいめまいを繰り返し訴えるような場合はこのメニエール病を発症している可能性もありますので、早めに病院に連れていき、医師の診察を受けさせましょう。
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子供のめまいは病院の何科を受診する?

子供がめまいを起こして、体調不良を訴えた場合はまず小児科に行って診察してもらうと良いでしょう。
めまいは一言では言い表せないほど、多種多様な原因が存在します。
脳や眼、耳の疾患でめまいが起こることもあれば、心理的な問題によるストレスでめまいを起こすこともあります。
子供がめまいを起こしても、様子を見ただけで簡単に原因を特定することはできません。
まずは小児科を受診し、そこで原因の特定をしてもらってから耳鼻科や内科などの専門医に診察してもらうようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
子供にめまいの症状が現れた場合に考えられる病気や原因について詳しくご紹介しました。
小さなお子さんは”めまいがする”などと言葉に表すことが出来ないと思うので、常日頃からお母さんがお子さんの様子を観察してあげることが大事なことだと思います。
普段と様子がおかしいなと思ったらまず小児科を受診してお子さんの症状をお医者さんに細かく伝えるようにしましょう!
メニエール病を発症してしまうと早期発見がとても大事なことなので、速やかに病院を受診するようにしてください。
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