
ふとした時に下を向いたら頭が痛くなる…。
正面を向いていたら頭痛がしないのに、下を向いている時だけ頭痛がする…。こんな症状をお持ちの方は、首に多大な負担を無意識のうちにかけてしまっているのかもしれませんよ。
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今回は下を向いた時に頭痛がする原因と、その対処法について詳しく解説していきます。
下を向くと頭痛がする原因は?
なぜ、下を向いたら頭痛が起こってしまうのか、その原因は主に首に関係していると考えられます。
緊張型頭痛
長時間のデスクワークで机に向かってパソコンを見続けていたりすると、首や肩の筋肉がどんどん疲労していきます。
ヒトの頭の重量は自らの体重の10分の1だと言われており、つまり体重が70キロある人の頭の重量は、約7キロということになります。
この頭の重量を支えているのが首の骨です。
パソコンの画面を見続けている時の姿勢は、時間が経つにつれて悪くなってしまいがちです。
姿勢が悪くなっている状態が長時間続くと、首にどんどん負担がかかり、血行が悪くなって、その結果、頭痛につながってしまうのです。
この緊張型頭痛を起こして、首や肩が筋肉痛になっていると、下を向いた時に頭痛が起こってしまいます。
スマホの見過ぎで頭痛が起こる
スマートフォンの普及により、インターネットを使った情報収集が手軽になったことで、私達の生活はとても豊かなものになりました。
しかし、スマートフォンを操作している時、皆さんはどこを向いて操作していますか?
おそらく多数の人が下を向いてスマートフォンを操作していると思います。
前述したように首は、重い頭を常に首の骨で支えています。
そして、下を向く姿勢は首に多大な負担をかけてしまいます。
長時間、下を向いてスマートフォンを操作していると、首の筋肉が緊張した状態になってしまい、血行が悪くなって緊張型頭痛を引き起こす原因となります。
このスマートフォンの見過ぎによって、頸椎が曲がらなくなり、首に痛みが現れるようになる「ストレートネック」になってしまう人も、スマートフォンが普及したことによって年々増えていると言われています。
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下を向くと頭痛がするときに考えられる病気は?

上記で挙げた原因の他にも、以下の病気が原因で下を向いた時に頭痛が起こることがあります。
副鼻腔炎
鼻の中や顔面の広い範囲に存在する副鼻腔という空洞に細菌やウイルスが入り込んで炎症を起こし、その結果、副鼻腔の中に膿が溜まってしまっている状態が副鼻腔炎です。
副鼻腔は額の部分、目と目の間、鼻の奥、頬の裏にそれぞれ存在し、膿が溜まる場所によって痛む部位が変わります。
副鼻腔炎を発症すると、膿が溜まって周りの神経を圧迫した状態になっているため、下を向いた時に副鼻腔が近くの神経を刺激して、頭痛が起きることが考えられます。
副鼻腔炎にかかってしまった場合は耳鼻咽喉科を受診するようにしましょう!
下を向くと頭痛がする対処法と治し方は?
下を向いたら頭痛が起きてしまう様々な原因について解説してきましたが、どのように対処していけば良いのでしょうか?
姿勢に気を付ける
首の骨に負担がかかっていたり、首や肩の筋肉が凝っていることによる緊張型頭痛が原因で、下を向いた時に頭痛が起きる場合は、まず普段から自分がどのような姿勢で過ごしているかチェックしてみましょう。
机に座って前のめりで作業していたり、長時間スマートフォンを操作している時に下を向いている場合は、姿勢を意識して過ごしてみることが大事です。
具体的には椅子に座るときは顎を引いて、背筋をまっすぐにして作業することや、スマートフォンを操作する時は顔と同じ位置までスマートフォンを上げて操作すると、負担を減らすことができます。
日々、意識して姿勢の改善をしていけば、肩凝りや首の負担は軽くなっていくでしょう。
マッサージをする
長時間のデスクワーク時や、寝る前には首や肩の筋肉をほぐすためにマッサージをしてあげましょう。
デスクワーク時には定期的に立ち上がってマッサージをすることで血行が良くなります。
少しの時間、マッサージのための休憩を何回かに分けて取りましょう。
温める
首や肩の筋肉が凝っている原因は血行が悪くなっているためです。
凝りを改善するためには、凝っている部分を温めてあげることが、とても効果的です。
首や肩が凝っていると感じたら、カイロや、温めたタオルなどを当てて血行を促進してあげましょう。
仕事から帰って、入浴をする時には湯船にしっかり浸かって身体全体を温めると、凝りの改善にとても効果があります。
他にも、副鼻腔炎を発症している時にも痛んでいる部位を温めると鼻の通りが良くなって、膿の排出が促進され、症状の改善が期待できます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
下を向くと頭痛がする場合の原因と考えられる病気について詳しくご紹介しました。
仕事などでパソコンを使ったり、普段スマホの画面を見る際にずっと下を見ていたりすると首の凝りから頭痛が起こる場合があります。
病気の場合だと副鼻腔炎の可能性もあるのでご自分の症状と照らし合わせて必要ならば医療機関を受診するようにしてください。
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