前頭葉が痛い原因とは?吐き気やめまいが起こる場合の対処法も教えて?

頭を抱え込む男性

みなさん、前頭葉が頭のどの部分に存在するのか知っていますか?

前頭葉とは大脳の一部です。
そして大脳は大きく4つに分けられ、それぞれ前頭葉・頭頂葉・側頭葉・後頭葉となり、このうち前頭葉は頭を上から見たときの中心より前方をさします。この前頭葉に痛みが生じる場合、どのようなことが考えられるのでしょうか。

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また、前頭葉の痛みと一緒に吐き気やめまいが起こる場合の病気や対処法などについても詳しくご紹介します。

前頭葉に頭痛が起こる原因は?

前頭葉に頭痛が起こる原因としては、以下の5つが考えられます。

片頭痛

まず代表的なのが片頭痛です。

片頭痛は血管性の頭痛ともいわれており、脈に合わせてズキズキと痛みが出るのが特徴です。

また海外のデータでは人口の5~15%ほどは片頭痛持ちともされ、男性よりも女性に多く見られます。

片頭痛は基本的に血管の拡張によっておこります。

この拡張する血管の場所が前頭葉なら前頭葉に痛みが生じ、側頭葉なら側頭葉に痛みが生じます。

そのため、痛みの場所が変化することもあるんですね。

また片頭痛には閃輝暗点とよばれる前駆症状が現れることがあります。

閃輝暗点とは、大脳後頭部へ流れる血管が収縮した際におこる視覚機能の以上の一つで、目の前が急にピカッと光って見えたり、真っ白になって視野全体が見えなくなるといった症状が現れます。

緊張性頭痛

緊張性頭痛とは、頭の筋肉が緊張することで、締め付けられるような痛みを生じるのが特徴です。

そのため前頭葉に痛みが生じる場合は、前頭葉付近の筋肉が緊張しているということになります。

緊張性頭痛は、原因の多くがストレスだといわれています。

また、頭の緊張とともに肩や首周りの緊張や凝りがみられることも多くあります。

そのため緊張性頭痛はストレスの緩和や首・肩回りの筋肉をほぐすことで頭痛が緩和されることがしばしばあるようです。

脳腫瘍

脳腫瘍とは、その名の通り脳に腫瘍ができた状態のものです。

脳腫瘍は脳実質に腫瘍が発生する原発性脳腫瘍と、他から転移してくる転移性脳腫瘍の2種類に分けられます。

また前頭葉は意識や思考、創造などといった高次機能を営む働きがあります。

そのため前頭葉に腫瘍ができると精神の異常や行動の変化などがみられ、意欲や集中力の低下、意志や感情の欠如、自分のやっていることに対しても判断できないなどといった症状が現れることがあります。

また脳腫瘍ができると、一般的に頭蓋内圧が亢進します。

要は頭蓋骨という閉鎖された空間に腫瘍ができることで、脳が腫瘍に圧迫されて内圧が高まってしまうということです。

この頭蓋内圧亢進による症状が出てくると、夜間頭痛がひどくなる、痙攣発作が起こるなどといった症状が出てくることもあります。

髄膜炎

髄膜炎は、血液や髄液などから細菌が侵入し、脳や脊髄を覆っている膜に炎症が起きたものです。

急激に発症するのが特徴で、小児にも多く見られます。

はじめの症状は頭痛、発熱、嘔吐など風邪と似ているために気がつきにくいですが、発症してから急激に進行することが多く、あっという間に命に直結する状態になってしまうことも少なくありません。

進行してくると、頭痛や発熱、嘔吐のほかに項部硬直(髄膜刺激症状)やけいれんなどがみられ、意識障害を呈する場合もあります。

髄膜炎になってしまったら一刻を争うので、いかに早く治療を開始できるかによって、予後が決まるといっても過言ではありません。

前頭葉の痛みと一緒に吐き気やめまいが起こる病気は?

前頭葉に頭痛が起こる以外に、吐き気やめまいも起こる場合はどのような病気が潜んでいるのでしょうか。

クモ膜下出血

クモ膜下出血は、ある日突然ガツン?!と金属で殴られるような、今までに経験したことのないような痛みを生じ、吐き気やめまいなどを伴い、重症な場合意識障害を来します。

これは脳動脈瘤という脳の血管にできたこぶが破裂することで起こります。

クモ膜下出血は50代ころに多く、男性よりも女性に多いとされています。

一度、動脈瘤が破裂すると40~50%は死亡に至るともいわれており、初回発作で無事でも24時間以内に再度出血することが多いようです。

そのためクモ膜下出血が起きた際には早急な治療が必要となります。

脳出血

脳出血は脳の血管が破れることでおこるもので、多くは高血圧が原因で起こるとされています。

脳出血の症状は頭痛や吐き気、めまいのほかに意識障害や片麻痺などを伴うことがあります。

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また脳内での出血は狭い頭蓋骨内で起こるため、外へ流出せずに血の塊(血腫)となります。

この血腫が大きくなると頭蓋骨内の脳を圧迫し、脳ヘルニアを起こすことがあるため、早めの対処が必要となります。

眼精疲労

前頭葉の頭痛に伴って吐き気やめまいが起こる原因としては、眼精疲労も1つとして挙げられます。

眼精疲労は目のつかれが原因でおこるもので、主に目の使い過ぎやストレス、姿勢の悪さなどが大きくかかわっています。

眼精疲労は目をはじめ、全身に症状が出ることが多く見られます。

目に起こりやすい症状としては、目や前頭葉付近の頭の痛み、目のかすみ、光に対して過剰にまぶしいと感じる、充血などがあげられ、全身症状としては肩こりや倦怠感、吐き気やめまいなどがおこることもあります。

前頭葉が痛む場合の対処法を教えて?

看護師さんがメモを取る

それぞれの頭痛はそれぞれ原因が異なるため、一つずつ対処法をご紹介します

片頭痛・緊張性頭痛

片頭痛や緊張性頭痛は主にストレスが原因となることが多いようです。

そのためストレスを緩和することで症状も緩和されることが多いとされています。

また首や肩回りをほぐすことで脳への血流もよくなるため、効果的です。

このような方法で良くならない場合は、神経内科やペインクリニックなどへ行くことをおすすめします。

これらの病院では頭痛に対する鎮痛薬などの薬を処方してくれたり、メンタル療法を取り入れているところもあるため、頭痛がひどくて日常生活に支障が出る場合は行って見るといいかもしれませんね。

脳腫瘍

脳腫瘍は病院での検査や診断が必要となります。

脳腫瘍が疑われたら専門的な脳機能検査やMRI、CTなどを行って腫瘍の有無を確認します。

この時に脳腫瘍の位置や大きさなども一緒にわかります。

脳腫瘍と診断されたら手術や化学療法、放射線治療法、免疫療法などがありますが、基本的には脳腫瘍摘出術が行われます。

そしてこれにほかの治療法を組み合わせるのが一般的な治療となります。

髄膜炎

髄膜炎は緊急を要するため、疑われた段階から抗生剤が使用されることが多いようです。

その間に腰椎穿刺をして細胞診をすることで確定診断を出します。

髄膜炎はどれだけ早く治療にとりかかれるかが重要です。そのため髄膜炎を疑ったら直ちに病院へ行きましょう。

クモ膜下出血

クモ膜下出血は初回の出血時に症状がほとんどなくても、再破裂することがほとんどです。

1~2週間以内に再破裂することが多く、中でも24時間以内に起こるものがほとんどだといわれています。

そのためクモ膜下出血と診断されたら再破裂しないように治療が行われます。

1つ目の治療法は、頸部動脈瘤クリッピング術です。

これは開頭して動脈瘤の根っこをクリップで止めることで再発を防ごうとするものです。

もう1つは脳動脈瘤塞栓術です。

これは脳血管内治療ともいわれ、カテーテルを出血部位に挿入し、コイルを詰めることでその部分をふさぎます。

これらの治療法は患者さんの全身状態や脳動脈瘤の位置・大きさなどを考慮したうえで決められます。

脳出血

脳出血の症状が現れたら、救急車を呼んで病院へ行きましょう。

脳の出血は頭蓋骨内という狭い空間での出血になるため、血腫が大きくなるにつれて様々な症状が出てきます。

そのため治療としてはまず出血を止めたり血圧を下げたりする治療が行われます。

また血腫拡大による脳浮腫を防ぐために抗浮腫薬を使用することもあります。

また血腫の大きさや症状などによっては血腫除去術が行われることもあります。

眼精疲労

眼精疲労に対してはビタミンB12が効果的だといわれているため、その点眼薬が使用されることが多くみられます。

また目の周りを冷やしたり温めたりすることも効果的です。

眼精疲労は目周辺の血管の収縮が原因となることもあるため、目の周りを冷やしたり温めたりすることで血管を刺激し、血流をよくすることが眼精疲労を緩和することに効果があるとされています。

また長時間パソコンを使用する際は途中で休憩を挟むなどして目をいたわることも大切ですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

前頭葉に痛みを感じる場合の原因や考えられる病気、そして対処法などについて詳しくご紹介しました。

前頭葉が痛いときは、このように様々な場合が考えられます。

いつもと違う頭痛だと感じたら、早めに病院へ行くのがよいでしょう。

頭は大切な臓器です。

頭痛を軽視しすぎずに、たまには自分の身体をしっかりと休めてあげることも大切ですよ。

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